甘えんぼ
「おーっす、こなたー帰ろー」
「…zz」…って…寝てんじゃん…。
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放課後、何故かこの泉こなたは教室で1人寝ているわけである。
「ちょっとこなた、こんなところで寝てたら風邪引くわよ?」
「…んぁぁ…っ…かがみぃ…」
「ん?」
「そんなとこで寝てたら風邪ひく…よぉぅ…」
「…」
「んあぁまったくぅ、かがみはつんでれなんらからぁ…っ」
「……」どんな夢みてんだ、おい。
「でもぉっ…」
「そんなつんれれかがみも、だいすきだよぅっ…」
「ふぁっ!?」…こなたからいつも出てくるこの「ツンデレ」という言葉、最近ではもう安心感すら生まれてくる。でも。
ケンカするたび1人で大丈夫と
強がるわたしは なんだかかわいそう。本当はもっと素直になりたい。
あなたの前でもっと可愛いあたしになりたい。
「ちょっ、何言ってるん…くちゅんっ」
あれ、ちょっと風邪気味?最近は肌寒くなったし…
「…かがみぃっ」
「…こなた…っ…」どんな上着よりも、あなたが一番あったかいよ。
ぎゅうっ。
ずっと探してたおっきくて安らげる愛に包まれてる あなたの腕の中…
不器用だけどあたしがしたかったこと
ぎゅっとしがみついて あたしあなたに甘えんぼ
…
「…ん…うぁっ、んあ?…うわぁ!か、かがみぃっ!?」
「えぇっ、こなたあっ、…てうわぁぁっ!!!?」…。
「…実はかがみんって」
「違う!断じて違う!」
「…まぁ、今じゃーそういうのも需要はある時代だからだいじょうぶだよ」
「だから違うってのっ!」
「あたしにはあんまり百合属性はなかったつもりだったんだけど」
「…え?」こなたこういうの嫌いだったの?
じゃあ、もう私のことも――――――?「でも、」
「かがみんだったらこういうのもアリかなぁ?」
「んなっ!?」
「だから別にこのまま続けてもいいのだヨぉ?♪」
「いや、だからそんな趣味は―――っ!」「かがみ。」
っ…
「大好きだよ。」
こなたっ…
…わたしも、こなたが大好きっ!!でも…っ。
「…バカ。」
こうとしか言えない。やっぱり素直になれない。
でも、それでいいか。言葉にしなくても。あたしはこなたが好き。
もっと強く抱きしめて もう離さないで
素直じゃない私はどうしようもなく 今甘えんぼ――――
…
「…おねえちゃん…」
「かがみさん…」
「おい、柊、泉…」「「え?」」
…。
Fin
あとがきえぇ〜、初「らき☆すた」です。ども。
久しぶりに大塚愛のNo.1楽曲「甘えんぼ」を聴いてたら、どうもかがみんの曲にしか聴こえず、歌詞をじっくり見て半ば勢いで書き上げてしまいました。百合全開です。どうも俺には百合属性があるようですね…orz
半ば勢いなのでたぶん文章グッダグダだと思いますが、暖かい気持ちでご覧ください(笑)見られてたヲチは使いまわしすみませんw