abingdon boys school シングルレビュー
06年、2枚のベスト盤を出して再び休止したT.M.Revolution。その休止半年後に西川貴教がボーカルを努めるバンドabingdon boys schoolが本格始動した(以前にも05年にNANAのトリビュート盤に参加している)。メンバーは元WANDS、al.ni.coの柴崎浩やT.M.RのスタジオミュージシャンのギターSUNAOとキーボード岸利至の4人。作詞作曲もメンバーということで貴教にとってはメジャー以降初めて浅倉大介を離れた音楽活動となった。4月にはT.M.Rが復帰するということで今後活動があるのかは不明だが、復帰前にシングル4枚を振り返っておこう。
1stシングル INNOCENT SORROW
06年12月6日発売
年末に活動開始。テレビでもそれなりに露出していたので何度かテレビでも見たけど、貴教が何故か眼鏡をかけ始めたのが記憶にある。T.M.Rの流れで一応借りていたが、ロックバンドなだけあってT.M.Rではありそうでなかったバンドサウンド炸裂の疾走系な曲。「WHITE BREATH」ともなんだか違う。さすがに新たにバンドを立ち上げただけあるなと感じた。
★★★★★
2ndシングル HOWLING
07年5月16日発売
スリリングなロックチューン。これ以降前作より難解な雰囲気になったがやはりかっこいい。当時借りたときはリピートしまくった。この曲を作曲した柴崎浩は過去にもWANDSの第2期後期の曲(ロック路線の「Same Sade」や「WORST CRIME」)や相川七瀬「終わりなき夢」も手掛けていたが、その作曲センスが今でも枯れていない。ロックなんだけど、そっち方面に走りまくることもなくあくまで売れ線オーラを放っているというか。
★★★★☆
3rdシングル Nephilim
07年7月4日発売
壮大なロックバラード。これ以降は結局借りなくなってしまったが、この曲を持って「うたばん」に初出演していたので覚えている。PVも荒廃的な雰囲気で、スルーしてしまったもののやはりこれも名曲。ただやっぱりT.M.Rとは全く別物なので比べちゃいけないんだが、T.M.Rの過去の名バラードに比べたら一段落ちるかな。あとPVを見る限りではここで貴教脱メガネ。そしてなんでスカート履いてんの?
★★★★☆
4thシングル BLADE CHORD
07年12月5日発売
激しいロックチューン。これまでで一番濃いサウンドが展開していたがあまり印象に残らずスルーしてしまった。ゲーム「戦国BASARA2」という武将アクション系ゲームの主題歌ということで、PVで武将が戦闘していたり歌詞にも辞世の句が登場したりとタイアップにかなり忠実。ていうか、これまでの4作全部アニメかゲームの主題歌。全盛期を知らない世代の人だと貴教をアニソン専門だと思ってる人も少なくなさそうな気がする…。
★★★☆☆戻る